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ぶらりかぶ散歩 ~特攻の島編~

 こんにちは! のぼうです。

 先週の笠戸島ぶらり旅の際に、目についた大津島のパンフレット・・・
 翌週の3月3日(土)、大津島に行ってみたい!と思い立ち再び単騎で周南市へ(笑)
 天気予報は、まずまずの天気ということでしたが、それも午前中まで、午後からは雲が広がり気温も上がらず、やっぱり寒い!
 この日の目的地はここ↓
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 漫画家、佐藤秀峰さんが描く「特攻の島」ですが、周南市徳山港から南西10kmに浮かぶ「大津島(おおづしま)」、がその舞台です。
 漫画ではありますが、史実を元に描かれているものです。

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 徳山港10時40分出港です。実は、フェリーはドック入り(3月1日から10日まで)していたのでバイクは港に置いてきました。
 船名もずばり「回天」、徳山港から基地跡に近い馬島港まで30分くらいです。

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  大津島にある人間魚雷「回天」の訓練基地は、全国に4カ所あった基地のうち、最初に開設され、かつ当時の施設が現在も残っている唯一のものです。元々は九三式酸素魚雷の試験が行われていた施設でしたが、回天はこの魚雷をベースに作られたことから、そのまま回天の基地になったそうです。

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 施設と海上の訓練基地を結ぶ247mのトンネルです。
 
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 天井や側面は当時のままの状態とのこと。

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 訓練要員は、このトンネルを通って訓練に向かいました。途中、広くなっている空間がありましたが、ここには予備の回天を置き、不調な回天があった場合に交換などしていたそうです。


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 海上に浮かぶ回天訓練基地です。

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 屋根などの構造物はありませんが、当時の面影は十分に伝わってきます。

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 九三式酸素魚雷の発射口

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 「回天」昇降用のクレーン跡

 全国から集まられた搭乗員は、1375名に及び訓練は終戦のその日まで続けられたそうです。


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 回天記念館です。馬島港から徒歩10分くらい。

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 正面に展示されているのは模型だそうです。
 「回天」は、九三式酸素魚雷を半分に切って、中央部に乗員のための操縦室などを取り付けたものです。真っ暗な海を簡易な潜望鏡を頼りに敵艦に体当たりするというものでした。

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 漫画「特攻の島」にも出てくる「回天」の発案者、黒木大尉(訓練中殉職)、仁科中尉(戦死)です。
 最初は採用不可とされましたが、戦局の悪化に伴い昭和19年8月正式採用されたそうです。

 この二人の青年将校は、まだ22歳と21歳です。
 集められた搭乗員の多くは17歳から20歳代前半の若者でした。
 軍服を着て一生懸命威厳を保とうと写っている写真や、仲間内で楽しそうに笑っている写真なども展示されていましたが、まだあどけない表情の若者たちで、今の同年代の若者となんら変わるところは見当たりませんでした。
 笑っている写真は見ていて辛い。
 発案者の二人も若い。
 沖合の潜水艦に搭載された回天の上に立ち、戦友に笑顔で別れを告げる写真がありましたが、その笑顔を見るのが辛い。
 国の将来を担う若者の命を犠牲にして守らなければならないものとは何なのか、そんなことを考えさせられました。

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 変電所跡

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 危険物貯蔵庫跡

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 訓練にも使用された「地獄の階段」
 など、施設の一部が残っています。(現在は学校敷地なので立ち入る際は注意してください。)

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 13時馬島港発で徳山港へ
 
 平和の尊さを改めて感じた一日でした。
 
 カブツーなのに写真がなかった(笑)
 



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こんばんは!
恥ずかしながら「回天」に関して
薄っすらとした知識しかありませんでした(^^;
先人たちが遺した史跡を辿って旅をしてみたいものです。

懐かしいです。
徳山に住んでたとき、行きました。
この記事にでてる船に自転車を乗せて島に渡り、島内を一周しました。
知覧のように陸続きでは無いのでなかなか大勢の方が訪れるところではないですが、もっと知られても良い場所だと思います。
前の記事の笠戸島も家族で行きました、二回連続で懐かしい記事ありがとうございました。

 浪費男さん、コメントありがとうございます。
 私自身も、さして知識も無く、この島を訪れました。22歳と21歳という、あまりにも若い青年・・・今の時代なら、殆ど子供とも言える二人が
発案、開発したというのは驚きでした。
 二度と、こんな時代が来ないように願うばかりです。機会があれば、是非、この島を巡ってみてください。

 ganmodokiさん、コメントありがとうございます。
 寒い時期なので訪れる人は殆どいない感じでした。ただ、この国が歩んできた歴史の一ページとして、もっと多くの方に知ってほしい場所だと思います。
 笠戸島も初めてでしたが、夏は海水浴で賑やかそうですね。また暖かくなったら再訪したいと思います。
プロフィール

のぼう

Author:のぼう
のぼうは、広島県東広島市在住の親父ライダーです。
Vストローム650XT(2018年式)とクロスカブを駆って、もっぱら中国・四国地方を走っています。有名でないけど景色の良いところ、走って楽しい道、美味しいランチを紹介できればと思います。

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